呑んだくれインバウンドマーケティング実践日誌

自社で実践してきた問い合わせを増やすための取り組み3年分をライトに語ります。あとは酒の話も。

アンケート結果を真に受けて、本来の目的がブレてしまったSEOセミナー

はじめに

このブログは、ナイル株式会社の裏方でインバウンドマーケティングを担当しているさとーが、これまでの取り組みについてライトに紹介しているブログです。

前回の記事を御覧頂いていない方は、こちらを先にご覧頂く事をオススメします。

 

ウチがSEOセミナーを行う際に再考したお話を前回書きましたが、実際始めてみると、企画者である自分の思った通りには行かなかったというのが事実でした。

その要因として2つ考えられます。
1つが、参加者の方から回答頂くアンケート用紙の内容
もう1つが、実際にセミナーの構成についてです。

今回は、参加者の方から回答頂くアンケート用紙について書いていきます。

 

SEOセミナーを滞りなく行うことで精一杯だった

開催当時は、無料相談へ繋げるためのセミナーという位置づけを掲げてはいましたが、初めて有料セミナーを行うコンサルが大半でしたので、まずはセミナーの質の部分を詰めるところで精一杯でした。

有料セミナーを開催し、参加者の方に満足頂ける内容を届ける。

この満足度が一定の基準を満たしていなければ、ウチに相談する理由もありませんので、ここが開催初期において最重要ポイントでした。

無事に開催を重ねていき、結果として毎回席が埋まる状況でした。

SEOセミナーに参加頂いた方の大半が、アンケートに対して満足の行く内容だった書いて頂き、講師も私も嬉しい限りでした。

 

でも、無料相談につながらない。。。

 

参加者の満足度は高い、でも本来の開催目的であるセミナー後の無料相談まではつながらない。。。

どうしてだろうとセミナー参加者のアンケート用紙とにらめっこしながら考えました。

モチロン書かれている内容は、8割方好意的な意見です。問題があるようには全く思えません。

でも、このアンケート用紙には大事なことが抜けていたと、何度か目を通すうちに気づくのでした。

セミナーアンケート用紙を無料セミナーと同じものを使ってしまっていた

アンケート用紙を見ながら考えて、気づけたことが2つあります。

1つは、このアンケート用紙は無料セミナー時代に使っていたものだということです。

もう1つは、誰のために回答頂いているアンケートなのか?が間違っていたということです。

それぞれ順を追って説明します。

無料セミナー時代に使っていたアンケート用紙は、セミナー内容の感想とセミナー講師への感想を回答頂くものでした。

無料セミナー開催時代は、前回の記事に書いたとおり、あくまで弊社と何かしらのつながりを持った法人、個人への情報発信の場が主目的でした。

参加者の方から頂くアンケートの回答は、セミナー内容や、講師自身への感想で、講師自身への次回セミナーに活かすフィードバックとしてのものでした。

でも、有料セミナーの場合は、対価を頂いた上で足を運んで頂く訳です。

SEOセミナーの内容自体にご満足頂けたかどうかについて感想を頂くのは当然として、講師自身への感想は、お客様から「あえて」頂く必要は無く、講師のプレゼン内容のフィードバックは社内で繰り返せばいい訳です。

その為アンケートで回答頂くのは、講師への感想ではなく、もっと他の事を聞き出し、ご意見を頂く必要があると気づきました。
(ちゃんとはじめからに気づけよ!という事なのですが。。。)

 

 

参加者の方からアンケートを回答頂くのは「誰のため」なのか?

もう1つは、直前に記載した「もっと他な事をキキダス」ところに繋がるのですが、
「誰のため」にアンケートに回答頂くのか?の「誰」を間違っていたことです。

無料相談用のアンケートは、ある意味「講師のため」に回答頂くアンケートでした。

自慢じゃありませんが、ウチのコンサルタントが開催するセミナーは、今も昔も一定のレベルに達している内容だと思っています。
(人による部分がもしかしたらあるかもしれませんが。)

そうなると、セミナー内容についての感想は、概ね好意的な内容を書いて頂けるのは、予想できることでした。

しかし、この好意的な感想を真に受けて喜び、本来の開催意図を見失ってしまっていたのです。(自分自身をアホだと思います)

本来、参加者の方からキキダスのは、ウチに対しての好意的な意見ではなく、セミナーを通して抱えていた悩みが解決できたのかどうかをキキダスべきでした。

そして、セミナーの内容だけでは解決できないこともあるだろうから、それが何なのかを聞き出さないと、しっかりと参加者の方の悩みを解決するヒントを提供できないわけです。

セミナーの内容だけで解決できなければ、無料相談で個別の悩みを聞き出し、解決のヒントについて相談に乗る。

これを行わなければいけないのに、無事に有料セミナーを開催させるところに私や講師の意識が寄ってしまい、本来行うべきところを見落としていたのです。

セミナーアンケートで集めるべきは、好意的な感想ではなく、抱えている悩み

数十人の無料セミナーで「講師のため」に回答頂いていたアンケートと、
少人数の有料セミナーで「参加者のため」に回答頂くアンケートは、
そもそも用途が違うためアンケート内容を早急に見直すことにしました。

その結果が以下になります。

変更前(概要)
・セミナー内容の感想
・セミナー講師の感想

↓ ↓ ↓

変更後(概要)
・講義内容の感想
・講義内容の理解度
・気づかなかった課題が見える内容だったかどうか


これにより、参加者の方からキキダス内容がガラッと変わりました。

自分たちの耳障りの良いアンケートの回答を集めるのではなく、参加者の方の悩みをキキダスところを重視したのです。

とは言え、これだけでセミナーが改善されるわけではありませんでした。(まだこのネタ続きます)

今回の対応は、セミナー終了後に回答頂くお客様の声の集め方、その受け皿部分を改善しただけです。

本来はそこに至るまでのセミナー内容の構成がしっかりとあった上でのお話ですので。

 

次回はセミナー内容の構成をどのように変えていったかについてお話していきますね。

まとめ

・セミナーの目的をブラさない。
(開催目的が、情報発信なのか、悩み解決なのか、売上なのか等)
・アンケートでキキダス内容を目的ごとに作り変える
・他業界のセミナーやイベントのアンケート用紙から新たな気づきを得られる

おまけ

タイトルに「呑んだくれ」と冠をつけている割には、真面目なネタばかり書いているじゃないかと思う方が私の周りに2人程いらっしゃると思うので、オススメのお店と日本酒を最後に紹介しますね。

普段は新宿で呑んでおりまして、新宿歌舞伎町のお店のご紹介になります。

新宿樽一
http://www.taruichi.co.jp/

お店の目玉はクジラと浦霞です。

都内でもクジラでこれだけの部位を豊富に出すお店は、少ないと思います。

日本酒は、宮城県塩竈市に蔵元がある「浦霞」を豊富においています。

一般に出回っている「浦霞」は様々なところで呑めるかもしれませんが、ここのお店ほど蔵元と密接につながっているところは他にはありません。

その証拠として、ここでしか飲めない「浦霞」というのがあります。

 

樽一専用特選酒「浦霞金ラベル」

という銘柄で、これがまた美味い^^

 

本編以上にここの店の事を書いてしまいそうなので、このへんで終わっときます^^

樽一に興味を持った方!

是非お店に行ってみて下さい。

(可能であれば一緒に行きましょう^^)

 

優しい店主のしんちゃんと日本酒マスターの三浦店長、気の利く女子店員の四方さんと夏さんがあなたの来店を暖かく迎えてくれるお店です。

どうぞお試しください^^